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このページを監修してくださる先生


(社)日本家族計画協会理事長・クリニック所長
北村 邦夫 先生


低用量経口避妊薬(ピル)が世界に先駆けて米国で承認されてから50年、日本で1999年9月に発売されてからすでに10年が経過しています。2008年に厚生労働科学研究の一環として実施した「第4回男女の生活と意識に関する調査」結果によれば、わが国で現在ピルを服用している女性は3.0%(82万3千人)と推計されていますが、「将来は使いたいが、今は使えない」までを加えますと19.2%(527万5千人)に上ることが明らかになっています。その一方で、2009年、OC情報センターがピルの服用者を対象に行った調査からは、ピルを服用している女性の満足度は高く、「満足している」「まあまあ満足している」を加えると95.7%を数えると報告されています。「副作用が心配」「毎日飲まなければならないのが面倒」「ピルを飲むと太るのではないか」との服用前の心配が消え、むしろ「月経が周期的になった」「避妊効果が確実」「月経痛が軽くなった」「月経量が減った」などを日常生活の中で実感しているようです。このように高い評価を得ているピルを多くの日本人女性に届けたいと願うのは私だけではありません。
しかし、残念なことに、ピルには依然としてマイナスイメージが根強く残っています。
その理由は「ピルの真実」から目をそらしてしまっているからに他ありません。このサイトを通じて、ピルに関する正確な知識を学び、ライフデザインドラッグとしてのピル、QOL(生活の質)を向上させるピルへの理解を深め、安心・安全にピルの服用を続けることができるように、まだピルの服用をためらっているあなたには、その第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。